妻のチャレンジ

Joe & Wynn



私を影から支える妻が香港で新たな事にチャレンジしている。


香港の子供に「日本語」を教えるというものだ。


張 老師 (04/04/04登場)の勧めで、ご友人の双子の4歳のお子さん
(JoeとWynn)に週1回2時間程、日本語を張 老師と共に教え始めて
かれこれ1ヶ月が経つ。


初めての経験に加えて、日本語でのコミュニケーションがままならない状況を唯一の伝達手段である「英語」を
使ってどう克服するか見守っていたが、音を上げず、むしろ子供達とのやり取り、彼らの上達振りについてを楽し
げに、そして興奮気味に私に語る姿を見て、我妻ながら「凄い!」と関心した。


4歳と言ってもちゃんと自我が確立しており、日本語を広東語と別の言語として受け止めている事、双子と言っても
全く別の人格を形成していて兄妹の関係がしっかりできている事等々、どれもとても新鮮な話しに映る。


お父さんであるByron氏によると、今まで二人の子供に「水泳」「ピアノ」「英語」を習わし、「日本語」に加えて、
近々、「舞踊」を習わせる予定だという。


香港の人は、子供の教育に対してとても熱心であるというのは、色々な所から耳にする。Byron夫妻の方針は、
所謂 「教育パパ・ママ」とは一線を隠す。


「子供が苦労せずに物事を吸収できる5歳までに色々な経験を積ませてやりたい。そして少しでも多くの可能性と
選択肢を二人に与えて上げたい。」


5歳を過ぎた時、何をやりたいのか彼らの自主性に委ねるという。子供への心からの愛情を肌で感じた。


言った事をスポンジのように吸収し、見事なまでに素晴らしい発音で復唱するJoe、甘えん坊だが芯の強い愛らしい
Wynn、今後の二人の成長が親ならずとも楽しみでならない。


そして、これからも妻の奮闘振りを彼女の一番の良き理解者として見守り、サポートしていきたい。